その後も『シーフードレストラン』を探してハマナスの街をウロウロ。 さきほどまでクジラ見物人でにぎわっていた中心地も、日暮れとともに人通りが減り、お店も次々と閉まってしまい、夜のハマナスは単なる田舎町。 美味しそうな匂いを漂わせていた岸壁下の文字通りのシーザイドレストランも18時で閉店。目につくお店といえば「ステーキハウス」や「マクドナルド」。 ・・・ひょっとして海沿いに住む人達って、お肉が食べたいのかしら・・・。 あとは「パスタやさん」とか「ピザやさん」とか「パブ」とか、ちょっとそんな気分じゃないのよねぇ・・・というお店ばかり。 むしろ郊外にあるのかも?、と車で出てみましたがやはりタダの住宅街。レストランの気配はまるでありません。いったいクジラ見物人達は何処へ行ってしまったのでしょう? しょうがない!!レストラン探しにも疲れてきたし、予約はしてなかったけれど、ホテルのレストランで食べようか。 もしくは、ケープタウンのようにお寿司のお弁当があるならソレもアリかな〜?とホテルに返る前にスーパーにも寄ってみました。『SPAR』って世界的規模のチェーン店だったのですね。ハマナスにもあってちょっとビックリ。 店内の雰囲気は日本のスーパーと変わりないけれど、ローカルなスーパーに入るとその土地の住人になったかのような感覚がたまらなくワクワクします。 でも幸か不幸かお寿司弁当は無し。食欲をそそるお総菜も無く、ミネラルウォーターとグレープジュースを買ってホテルに戻りました。 ホテルに戻ってここで夕食はとれるのか尋ねてみると、私達のホテルは朝食のみの営業だとか。それってB&Bってこと?? 今更だけど『プチホテル』、『B&B』、『ゲストハウス』ってどう違うんだろう。 ひょっとして同じなのかしら・・? ホテルではオススメのシーフードレストランを教えてくれたのですが、結局道に迷ってしまい・・・(汗)。 でも、灯台元暗し!何のことはなく、夕方車を停めた駐車場前のショッピングエリアにシーフードレストランがあったんです。『2F』だったから上を見上げるまで気が付かなんですよねぇ・・・(涙) と、いうわけで、苦労して見つけたレストランは『lemon butter』というお店。 なかなか雰囲気も良くてメニューも豊富で、ナント我が家の大好きなお寿司まであったのです。ラッキー♪ステーキやマクドナルドで妥協しなくてヨカッター!! しかも棚には日本の食材も並んでいました。キューピーマヨネーズ、ハウスの練りワサビ、焼き海苔、聞いたことが無い銘柄だったけど日本のお米。 そしてお醤油はキッコーマン♪ 「これはお寿司の味にも期待できそう・・・」と、うれしさのあまり写真を撮りまくったのは私ではなく我が家の息子、我が家一番の寿司好きでもあります。 お店の中はこんな感じ。奥にはカウンターもあって、板さんが寿司を握っていました。遠目には日本人っぽいような、でもそれにしてはちと肌が黒かったような。 周囲のゲストが食べているお皿を見るとアレモコレモ美味しそう〜。 でも、結局我が家のチョイスはこんな感じ(笑)。日本のお寿司ほどネタの種類は豊富でありませんが、限りなく日本のお寿司に近い味で特にタイは絶品。 日本人家族が寿司を食べている姿というのは、お店の人にとっても興味があるのでしょうか。 「味はどぉ?気に入っていただけました??」 と、スタッフの黒人男性が話しかけてきます。そりゃぁ〜、もう!!南アでこれだけのお寿司が食べられたら全く文句無しですわっ。 大好きな生ガキもいただけてとってもシアワセ♪な夕食になりました。 それにね・・・、今日1日自分たちで歩いて思ったのだけれど、南アの黒人さん達って長年のアパルトヘイトで虐げられていのに、明るくフレンドリーな人も多いのですね。なんだか嬉しい発見でした。 ホテルに戻ったのは9時頃。 お風呂のあとはステレンボッシュのワインと、ジュースとチーズで乾杯。これまたとっても美味でシアワセ〜♪ そしてワインを飲みながら、明日のプランを考えました。 明日は午前中クジラ見物をして、その後アフリカ最南端のアグラス岬を目指してみよう。アグラス岬でランチを食べて、早めにケープタウンに戻って、アフリカ最後の夜はオイシイ物を食べて乾杯しようか・・・。 そんな、漠然とそんな計画をしただけでしたが、それでも好きなときに好きな所へ行けるのでワクワクな気持でいっぱいでした。 ちなみに、水色の線が本日の移動でした。 凄く珍しいモノを見たわけでも無いし、ハッとするような美しい光景に出会ったわけでもないし、生涯忘れられないような出会いがあった訳でもなく、食べる場所を探すだけでもタイヘンな1日でしたが・・・・。 私達にとって、大好きなアフリカを自分たちの足で歩けたという事に大満足の1日でした。
by blueskyblog
| 2007-11-03 21:31
| 2007年ボツワナ・南ア
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