近場でイイからどっか行きたいなぁ。 と思っていた先日の土曜日のこと。 翌日の日曜日はお兄ィの部活が無いことに気づき、 でもって、旦那も私も仕事が入ってない事に気づき、 ということは「明日は家族揃って休みじゃない!!??」って事に気づき しかも土曜日は中学のPTAだったため、息子は月曜日が代休な事に気づき おまけに天気予報を見たら、「曇りのち晴れ」。 よーし!!それじゃぁ、思い切って行ってみよっか。 と、向かった先は・・・ こんな所。 実は、今年の夏休みは思い切って富士山にチャレンジしてみようか。なんて話もあったのですが、私以外の家族は山登りをしたことがありません。 私も山登りをしたことがあるとはいえ、それは学生時代以前の遙か昔のお話。 お世辞にも健脚とは言えないし、今では子供達より全然体力無いし、日頃運動不足な今の状況でいきなり富士山はどうみても無理があるかも。 それに我が家からだと移動も含め4日は必要そうなのに、天気が悪かったらお話にならないし。 という訳で、まずは近場にチャレンジしてみることにしたのでした。 鳥海山(標高2237m)なら、中学の頃と高校時代と2度登った経験がありました。 特殊な装備も登山技術も要らない山です。 一般的には登り4時間40分、下り3時間と言われる山ですが、 高校生の頃は登り4時間、下り2.5時間でも平気でした。 ・・・・ええ、体力がピークだった当時ですからね・・(苦笑) 今回は登山+下山で9時間くらい見ておいた方がいいかも?? と逆算すれば、朝の5〜6時には登山スタートできるようにして 遅くとも3時半頃には家を出発した方がいいかもね。 おにぎりもたくさん持って行くから、遅くとも2時半には起きなくちゃ。 だけど睡眠は十分にとって体調万全にしておかなくちゃ・・・。 とはいえ、計画性の無い思いつき登山。 前日の夜は遅くまで荷造りや衣類の準備にバタバタ。 結局私が布団に入ったのは24時近かったのに、緊張と興奮で寝付けぬまま、2時半の目覚ましに起こされてしまったのでした(汗)。 ま、万全の準備で臨むのも良いけれど、その時の勢いで行動する旅って楽しかったりするんですよね。 5合目の駐車場に着いたのは朝の5時すぎ。どんよりとガスがかかって山頂は全く見えません。 真夏のピーク期は違って、駐車乗に停まっている車も20台程度でしたが、それでも20台も来ている!!ということ内心ホッとしました。 車の中でおにぎりを食べながら辺りの登山客の様子を見ていると、身支度を調え登山開始する人達もいれば、雲の動きや渓谷のガスを眺めて登ろうか引き返そうか悩んでる人もあり・・・ 「どうします?登りますか? 遠くから来た人達は、やっぱりこの程度だと登るみたいですね。 さっきの人達は新潟から来たらしいですよ。 自分はどうしようかなぁ・・」 なんて話しかけて来る人も。 「せっかくなので、行けるところまで行ってみます。」 という感じで、出発したのは5時45分でした。 最初はこんな風に整備された階段です。 テンションが上がっている娘ははりきりまくり。 すぐにバテても知らないよ〜!! 渓谷の上には重たいガスが立ちこめていて、先行きが心配・・・。 ま、天気が悪ければ、無理せず途中で引き返しましょ。 そのうち登山道は石段に変わります。 歩き出して30分ほどで既に息が上がってるへなちょこな私。 一方、毎日部活で5km以上も走りこんでる息子や、最近マラソン大会を終えたばかりの娘は身軽なもんです。やっぱりかないませんねー。 まもなく最初の雪渓に到達。アイゼン無しでも大丈夫です。 赤いリボンを結んだポールを目印に進んで行きますが、やはり雪渓の上はやはりガスが濃かったですね。 こちらは2つ目の雪渓。その昔登った時は8月だったけど、7月上旬だとサスガに雪の量も多いなぁ。以前はこんなに大きな雪渓じゃなかったもんなぁ。 なんてことを考えつつ登っていたけど、アレ??目印のポールがしばらく見あたらないんじゃない??。それに足跡なのか雪の紋様なのかよくわからなくなってるし・・・ でも、さっき、ベテランそうな初老の男性が私たちを追い越していってるから、やっぱりこの道でいいのかなぁ。 と進んでいると、さっき追い越して行ったおじさんが引き返してきました。 「目印が全然見あたら無いから、途中でコースアウトしたのかも。」 ええーっ、マジ??ベテランそうだと思って着いてきたのに。(爆) その後、5人で引き返し始めると、今度はベテランそうな中年女性2人が登ってきました。 「どうもコースアウトしたように思うのですが、この道でいいんでしょうか?」 と尋ねると 「ええっ??そうなんですか?確かに目印が無くなりましたもんね。 私は足跡がたくさんあるから大丈夫と思って辿ってきたんですけど。 皆さんの足跡だったんですね。」 そうか・・・こんな風に他人の後を追ってみんなコースアウトしちゃうのね。(爆) 結局、ベテランそうな女性達は 「ダメなら諦めて最後のポールまで引きかえす事になりそうだけど せっかくここまで登ってきたから、もう少しこのまま進んで見ようかな。」 とそのまま先を進むことに。ひゃぁー、勇気あるなぁ。 ベテランそうな初老の男性も彼女達と共に先へ進む事にしましたが、 私たちは、これ以上道をはずしてはタイヘン!!と、最後に目印を見かけたところまで戻る事にしました。 最後に見た目印の所まで戻ると、3人のパーティーに出会いました。 「目印がわからなくなってしまって・・・。 この先はどちらに行けばいいんでしょう??」 と尋ねると、3人のうちの1人は本物のベテラン(というかガイド?)でした。 「ああ、ちょっとわかりにくいものね。 雪渓に沿って真っ直ぐ進んでも行けなくは無いけど、 メジャーなコースは、ほら、このロープを一旦下るんですよ。 この斜面を降りると『賽の河原』で、そのあと150mほど進むとまた雪渓があって・・」 と詳しく教えていただきました。(謝謝) 教えられた先は、まさかこんな所にコースがあったなんて。と思うような急な雪渓の斜面。 ちゃんとロープが張られているので危険は無いのですが、まさかの急斜面に娘は大暴れ。 こんな感じで、ちょっとしたアドベンチャー気分が味わえました。 このロープを降りた所が6合目にあたる『賽の河原』。ガスが濃くて何が何だか(汗) 今度は岩に書かれた目印を頼りに進みます。 確かに150m程進むと、再び雪渓があり・・・・ 雪渓を抜けると、道端はチングルマが咲き乱れていてとってもキレイ。 その後は石を並べた登山道です。 そしてようやく7合目の『御浜』に到着。この辺はお花畑が広がり、桃源郷のような所・・・のハズ。 7合目には山小屋(避難小屋)があり、登山客の休憩場所にもなっています。 御浜小屋の前には『鳥海湖』が広がっているのですが、視界はご覧の通り(爆)。 天気予報ではこのあと晴れる予定なんだけどなぁ。 オマケに風の強いこと、寒いこと。 中にフリースのトレーナーを着込んで、おにぎりを頬張ります。 雪渓でいっしょになったベテランそうな女性達と初老の男性も、私たちより先に7合目に到着していました。確かにあのまま真っ直ぐ進んでも大丈夫だったのですね。 夕べ山頂に泊まって、今朝下山してきたパーティーもいっしょになり、この先のコースの様子や注意点を教えてもらいました。 さて、一般的にはここまでで2時間弱と言われているのですが、私たちが到着したのは8時半。 途中の雪渓で30分ほどのロスしたとは言え、5時45分に出発したことを考えると、ちょっと時間がかかりすぎな感じです。 ・・・・つづく・・・・・・
by blueskyblog
| 2009-07-09 00:59
| ハイキング
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