■朝のようす■ Savuti campの朝は、キャンプファイアーで温まりながらのティータイムで始まります。 昨日のゾウ達はどこへ行ってしまったやら、この時間は1頭もいません。 セフォの話しによると、9時くらいから集まってくるのだとか。 そしてパンにハムやウィンナー、チーズ、サラダ、ヨーグルトと言ったシンプルだけどオイシイ朝食をいただいたあとは、朝のサファリに出発です。 ■トイレは絶景■ その前に驚いたこと・・。 サファリの前は必ずトイレを済ませておかなくてはなりません。食事のあとメイン棟脇に立てられたトイレをはじめて利用したのですが、先に入った娘が中で大笑い。 「きゃははは、凄いトイレだぁ!」 娘に続いて入って納得!!。何とそこには壁がなかったのです。(左) 用をたしながらも、このパノラマビューを楽しめということでしょう。 日中ならトイレの中からゾウと目があいそうです。 こちらは後から撮った写真ですが、入り口のドアが開いていたので思わずパチリ。ドアが開いていると、向こうの景色もバッチリ見えます。 確かに動物以外から見られる心配は無い訳だし、コジャレて遊び心のあるこの粋なパノラマトイレ、とても気に入りました(笑)。 ■朝のサファリカー■ サファリカーに乗りこむと、裏起毛で厚手のナイロンでできたポンチョと湯たんぽを人数分用意してくれていました。フルオープンカーでの朝のサファリはとても冷えるので何てありがたいサービスなのでしょう!。そしてオーナーさんとマネージャーさんの笑顔に見送られてサファリへ出発。 Savuti campはそこからの景色といい、快適なお部屋といい、オープンエアーのトイレといい、オーナーの気配りといい・・・・ゲストに楽しんでもらうために細部まで行き届いている極上の”リゾート”という印象を受ける所でした。 ■朝のサファリ■ そして朝日を浴びてライオンのたて髪のように金色に輝く草原は、オカバンゴの湿地とはまた違った美しさ。マサイマラにも似た景色です。 Savuti(地名)は限りなく「砂漠」とか「サバンナ」に近い乾いた大地でしたが、ここも1980年代前半まではワニやカバが住む湿地だったとか。今では所々に小さなウォーターホールがある程度で、乾季や雨季にかかわらず何処まで行っても乾いた大地。ワニやカバなんて影も形もありません。 わずか30年足らずで、こんなにも砂漠化が進んでしまったなんて・・・。 今美しいと思ってみている景色も、この動物達の楽園も、あと10年、20年後にはどんな姿に変貌しているかと思うと切なくなります。 セフォは 「今日は何が見たい?」 と聞いてくるのですが、特別こだわりも無かったので、 「じゃぁ、ライオン」 と、言ってみました。そうでなくても草食動物なら探さなくても見られるので、サファリといえば肉食動物探しが一般的です。でも他のゲスト達は何て答えているのでしょうか? セフォは所どころで立ち止まっては、ライオンの足跡を確認しました。まだ新しい足跡に、『そっちに向かったぞ』、『あのブッシュに入ったようだ』・・・と車を回します。でもさんざん探し回ったけれど、ライオンはなかなか姿を現しませんでした。 私達はもう何度も見てる動物なので全然気にしないのだけれど、がんばってくれたセフォのためにも現れて欲しい気がしました。サファリドライバーってきっとプレッシャー感じるんだろうなぁ。 ひとしきりサファリドライブを楽しんだ後は、大草原の真ん中でティータイム。Seba campの時と同じように、紅茶にコーヒーにホットチョコレートとお菓子を用意してくれます。 Savutiの大地には至る所に穴が開いていますが、これが昨夜見たスプリングヘッドの巣。日中は土の中で過ごし、夜間活動する兎のような耳とワラビーのようなしっぽを持つ動物です。 こういう穴があると、つい中を発掘してみたい衝動に駆られるのですが、思わぬ物が飛び出してきても嫌なのでやめておきました(笑)。 結局スプリングヘッドはいつも夜にしかお目にかかれず写真には撮れませんでした。 その後セフォは、その辺に落ちてるゾウの乾いたウ○コをサッカーボールの様に足で転がしながら 「マウンではコレを虫除けに使うんだよ!」 と、教えてくれました。(※マウンはオカバンゴの玄関となる町) 焚き火の中に乾燥させたゾウのウ○コを入れて燻すと、その煙に蚊が寄ってこないのだとか。 「でもそうやって蚊を嫌うということは、やっぱりマラリアが居るの?」 「ああ、いるよ。でもマウンにはちゃんとした病院もあるから大丈夫だよ」 「セフォはマウンに住んでたけど、マラリアにかかったことはあるの?」 「いや、ないよ」 へぇー、マウンに住んでる人でもマラリアに罹ったこと無いんだ・・・。 だったらそんなユニークな生活をしているマウンの町にも寄ってみたかったな。 結局ライオン探しは諦め、のんびりドライブをしながらゆっくりキャンプへ戻りました。この日はライオンだけでなく、夕べのサファリに比べてシマウマやヌーや他の草食動物も少なかったな・・・。 と、思ってた時、目の前にゾウをはじめたくさんの草食動物達が現れました。 「へぇー、凄いジャン、こんなに集まってる所もあったんだ!!」 と、思ったら、なぁんだ・・・・私達のキャンプの前でした。 キャンプでチェックインした時、 「何処に行くより、ここにいた方がたくさんの動物を見れますよ。」 と笑ってたオーナーさんの話は本当でした。(汗)
by blueskyblog
| 2007-09-26 23:45
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