昨日より値上げのニュースでもちきりですが、原油の高騰に伴い、今月から更にガソリン、サーチャージだけでなく、食料品、日常雑貨、電気・・等々幅広い値上がりしました。特にガソリンは軒並み1L 180円代!!。もうビックリです。 インド・中国など途上国の需要拡大により世界全体の需要が増大し、慢性的な石油不足が原因のようですが、 「そんなに値上げするなら、買ってあげない。使ってあげない。」 くらいの気持ちになってきます。 温暖化が深刻な問題になっている現状において、日々の生活習慣や消費、エネルギー資源そのものを見直すイイチャンスなのかもしれません。 とはいえ、私は自転車ライフに切り替えられるけど、高速道路通勤の旦那には残念ながら車離脱は無理。電気代も上がるなら、いっそのこと、この夏我が家にサマータイム導入しようかしら〜?と思うところです(笑)。 ところでもう一つ、値上げが注目されているものとしてタバコがあります。 発端は日本財団会長の笹川陽平氏がご自身のブログなどで「暴論の批判を覚悟」とした上で「たばこ1箱1000円論」を唱え、たばこが1000円になると9兆5千億円の新たな増税が見込まれると発言したのがきっかけのようです。タバコ1箱1000円になれば、タバコは「高級な嗜好品」となり未成年者の喫煙を抑制できるだけでなく、健康被害も減少し医療費の抑制にも有効だという意見です。 健康にも良いし、税収にもつながるし、禁煙ファシズムの中で形見の狭い思いをしている愛煙家達も高額納税により大きな顔をして吸えるとなれば、イイコトづくめに思えるのですが、もちろん、タバコ業界や愛煙家の人たちには反発を買う訳で 「嗜好は個人の自由」 「特定の商品に過大な税負担を強いる増税は納得できない」 「タバコによる健康被害は減っても、その分長寿になれば結局医療費は減らない」 などの言い分も出てくるようです。 (三番目の理由は屁理屈だとは思うけど。) 一方、経済の専門家京大の依田高典教授の分析によると、タバコが500円だと0.5兆円の税収増額になるけれど、1000円になると禁煙者が増え、むしろ1.9兆円の税収減少になると試算も出され・・・。 なるほど〜。となると、とりあえず500円辺りが現実的でしょうか。 非喫煙者としては対岸の火事であるため、このタバコ1000円論争の行方はある程度野次馬的興味ではありますが・・・ 「地球温暖化への悪影響が明白な石油資源にいつまで頼るのか」 「あなたはそれでもタバコを吸いますか?」 どちらも現代の踏み絵のような気がしてなりません。
by blueskyblog
| 2008-07-02 23:30
| 雑感
|
ファン申請 |
||